りーにえんしーの闇鍋ブログ

書いている本人もよくわかっていないブログです。

恐怖

 僕はライブに行くのが、あまり好きではなかった。お金や距離の面、面倒くさいなという自堕落性もあるが、舞台に立つミュージシャンの生を感じてしまうのが、何だか怖くて仕方なかった。個人的には、それがライブを好きにはなれなかった大きな要因だった。

 有名なミュージシャンであればあるほど、そうした恐怖は感じる。一種のあこがれのようなものを画面越しで感じていたことが殆どであったから、いざ目にすると、それが一気に打ち砕けるんじゃないかという、訳の分からない恐怖。それに怯えているような気がする。

 今でこそこうした気持ちは薄れているが、大好きなミュージシャンのライブには、多分この先も行かないような気がする。この気持ちや指針のままでいると、10年後辺りにはきっと後悔しているんだろうなぁ。そうは思いながらも、多分行かない気がする。

 ちなみに、ストリートのミュージシャンや、初めて見聞きするミュージシャンたちの演奏を外やイベントで見る時にはそうした恐怖は無く、むしろ積極的に足を止めて聴いてしまう。なんなんだろう。