りーにえんしーの闇鍋ブログ

書いている本人もよくわかっていないブログです。

アプリケーション

 昨日は、研修課題として開発したアプリケーションの発表会があった。幾人かは自分の想像もしなかった処理や機能を実装しているアプリケーションを開発しており、発表を聞いていて感心するばかりであった。自分が作ったものは、教材やネット上にあった既存のコードを、何とか動作するようにつなぎ合わせた、まさしくツギハギを体現したようなアプリケーションであったので、幾人の作品と比べるのもおこがましいものであった。

 この業界に入って言うのもアレだが、正直な話、僕はアプリケーション開発には不向きだと思う。開発言語に関する教材を見ても理解できることは多くないし、コードだって書き写しだし、その中身や書く理由、必要性はさっぱり説明できない。入社前は「面白そう」と思ったものの、やってみて少しずつ嫌気が差し始めている。見切りはいずれつける必要があるかもしれない、とも思っている。

 ただ、作っていて楽しいと感じたのはある。訳の分からないままにコードを羅列して、それでも思った通りに動いてくれるのを見ると、愛着や機能の拡張を行いたいという欲望が出てくる。制作過程を見ると、作品としては劣っているかもしれないが、自分の手で作ったという喜びは湧き上がってくるものだ。加えて、「コードの意味を理解すればもっと面白いだろうなぁ」という気持ちも少しずつ芽生えている。単純なだけかもしれないが、実際理解すれば楽しいし効率も上がる気はする。その点で言えば、勉強してみようかなという気持ちにもなる。

 変な締め方になるが、昨日はなんだかんだで僕は何かを作るのがやはり好きなんだなぁと再確認した日になった。6月最後の日だった。