自分以外の全員が狂っている、と全員が思い込むようになった社会。
幸いなことに、社会インフラは機能し続けているし、想定内の問題にも対処することはできる。なので、社会として一定の水準を満たしてはいる。生活に困ることは無い。
この社会は、果たして平和なのか、ディストピアなのか。
【2022年8月30日 追記】
上記の記事は5月頃に執筆していたようだが、何か気に入らなかったようで下書きの中に埋もれたままになっていた。今見返しても、思考実験的な内容で自分らしいものではあるし、雑記的であるならさほど気にするような内容ではないが、当時の自分からすれば何かが足りなかったのだろう。
何か加筆修正するとしたら、全員が自分以外を狂っていると思い込んでいるとしたら、接客業など、マン・トゥー・マンでの行為はどうなるのだろうか。執筆当時は人工知能やAI、オートメーションによる接客業のマン・トゥー・マシーン化でなんとかなっているのかもしれないと考えていたのだろうが、己の脳内だけで補完していたためか、そこの描写が少し足りなかったか。
あとは、なんでそのような状況に陥ってしまったのか、ということも明言されていないという点。まぁこの点に関しては、思考実験であるし、そうした背景を書いてしまったらそれはそれで面白味が無くなるかもという思いから、明言していなかったのかもしれない。そもそも、読み物という意識は皆無で執筆していたのだろうから、背景は意識すらしていなかったのだろう。
そして「平和なのか、ディストピアなのか」という疑問での終わり方だが、これは別記事でそれぞれの結末を執筆することで、この記事の内容につなげようとしていた……というのは今考えたことだ。当時は「この社会は平和（ディストピア）である。何故なら……」なんて考えていなかっただろう。それはこの後に投稿されている記事内容と180度違うことからも明らかだ。疑問だけ残すあたり、思考実験としての内容として書きたかったのだろうな。執筆当時ジュリアン・バジー二の「100の思考実験」でも読んでいたとしたら、それにかぶれていたのかもしれない。あるいは、後で読み返して自分でこの記事の答えは～、といった風に新たなネタとしての呼び水にするつもりだったか。
