りーにえんしーの闇鍋ブログ

書いている本人もよくわかっていないブログです。

差異

今の日付で書くと非常に分かりにくいのだが、先々週くらいだろうか、リアル、Twitter上ともに交流させていただいている方からお誘いを受けて、あるイベントに参加してきた。イベントの内容としては、音楽とご飯(肉がメインだった)を楽しむ会というもので、主催の方が買って来る食材に加えて、各々が食べたいものや飲みたいものを持ち寄ってご飯を食べながら、音楽も楽しむという、非常に素敵なものであった。また参加したいものである。

話の本題はこれではないので、閑話休題。イベントの後半で、参加者の方々が持ってきた楽器を演奏する時間になった。1人が演奏をはじめ、それに全員が耳を傾けることもあれば、1人が演奏しているところに別の誰かが参加し、また別の誰かが音色を重ねていく、というジャムセッションが始まることもあり、楽器の腕が未成熟な自分にとっては楽しさと感動の時間であった。

途中、知っている曲がいくつか演奏されてきたので、最初は鼻歌でそのジャムに参加していたが、お酒も相まってか、普通に歌ってしまった。その時に、参加者の方から「歌、お上手ですね!」と言われ、他の方々からもお褒めの言葉をいただき、とても嬉しかった。

しかし、いつも思うのは、自分の歌声が本当に他人に「良い」と思われているのか、ということである。ひねくれた発想だと思われそうだが、誰かがいる場所で歌うと、このことを毎度思ってしまう。というのも、自分の歌声を録音したものを聴くと、どうしても「変な声だな」と感じてしまい、他人が聴く自分の歌声は、こんな風に変な感じで伝わっているのでは、と発想するからである。

録音された歌声と歌っている時に聴こえる歌声には、差異が出てくるというのはよく知られている話だが、自分が変と感じた声がそのまま誰かに伝わっていると考えると、果たして今気持ちよく歌っている自分の歌声が、誰かは本当に「いい声」と思って聴いてくれているだろうか、と考えてしまい、少し気分が下がってしまう。まぁ録音して声を聴き込んで差異に慣れたり、もっと自信をもって歌ったりすればよいのだろうが。

どうも、歌や歌声の話になると、こうしたことを考え込んでしまう。ちょっとかじっていただけだというのに、我ながら厄介である。身も蓋もないが、歌くらい好きに歌えばいいのにね。…そんな風に気楽に人前で歌えればいいのにね。