りーにえんしーの闇鍋ブログ

書いている本人もよくわかっていないブログです。

幽霊と二十一年間

恥ずかしながら二十一年間生きているが、生まれてこのかた幽霊というものを見たことがない。こう書くと大概の人から「幽霊なんて見えない方がいいに決まっているだろう」と言われてしまうが、僕自身、幽霊は非常に見てみたいものなのである。

何のためにそこにいるのだ、死んでもなお幽霊として現世に戻ってきた目的は、何に対しての「恨めしや」なのだ、そもそも本当に見た人なんているのだろうか……。「幽霊」と聞くだけでお得意の頭の中に疑問祭りである。そうした疑問が尽きない存在を、視認することができないとはものすごく虚しいことであると思う。たまにがさっという音がしたかと思えば、霊障でもなんでもない、ものの重みで何かが落ちただけ、というものばかりである。

この二十一年間のうち、半分以上は幽霊に限らず妖怪やUMA、検索してはいけない言葉、ネット掲示板上の怖い話など、ひとまとめに言って「オカルト」は好きで、怖がりながらも何度も検索したり本を読んだりしていた。その努力は認めてもらいたいものだ。