ブログを始めたきっかけや理由は「何となくである」と一番最初の記事に書いたが、他にもきっかけや理由はある。
元々好きだったアーティストの文章の書き方に惹かれてだとか、自分の頭や身体に内在する世界観を言葉で表現することの楽しさとか色々な理由があるが、もっとも大きな理由としては、吐き出すためということが挙げられる。何度かブログに書いたように、齢二十一にもなって僕は考えることや空想が未だに好きなのである。ほとんどが他愛もないものやくだらないものであるが、そうした考えをくすぶらせて、記憶の中で空中分解させるのはなんだか勿体ない。何か形として残したいと思い、その手段として、ブログを選んだという訳である。
何かを思いつき、それを吐き出してはまた外世界から色々と吸い込んで、それからインスピレーションを受けてまた何か思いつき……。こうした循環を、ここ最近は幾度となく繰り返しているように思う。この循環に身を投げ入れるのはとても楽しいのだが、他のことに時間を割けないというデメリットがある。最近は、この循環を活用した職に就けないかと思ってはいるが、そうした楽しさは一定のラインより下にあるからこそ楽しいものであり、いざ職業にするとなるときっと辛い。なので、ブログという範囲で楽しむのが適当というわけだ。
これを書いている間にも、また心地よき循環の素が生まれてきている。それはおそらく、次の記事で消費されることになるんだろうな。
