ワウペダルというエフェクターが好きだ。踏み込んだ時のウワンウワンというあのうねり、いっぱいに踏んだ時の音の増幅感、やわらかく上げ下げした時の夢想感。語るには知識が浅すぎるのでもっと勉強する必要があるが、兎に角、ワウペダルの音が好きなのだ。何となく聴いた曲の中にワウの音が混じっていただけで、その曲を好きになってしまいそうになる。それくらい好きだ。快楽だ。愉悦だ。にこやかだ。夢ごこちだ。
他人に言わせると、ワウペダルを好む人は「変態」らしい（経験上ということを付け加えておく。みんながみんなそういうことを言うわけではないだろうから）。それに当てはめるなら、御多分に漏れず、僕も「変態」ということなのだろう。初めて買ったエフェクターがワウペダルということを付け加えると、生粋の変態というべきか。
一番最初にワウペダルを選んだ僕は変態であり、そこに無上の快楽を見出している。素晴らしきバカップルではないか。いずれ作る曲の中に、必ずやワウを盛り込んでやろう。少なくとも20曲はワウを使った曲を作りたいものだ。
