りーにえんしーの闇鍋ブログ

書いている本人もよくわかっていないブログです。

単純思幸

※下書きに長い間貯めていたため、かなり前の日のことと思っていただきたい。

 

今日はインターンシップがあった。13時から17時までという少し疲れる時間であったが、なかなか面白い内容で飽きも無く、無事に終えることができた。

その足で、ファミリーマートへと向かう。というのも、コーヒーのクーポンキャンペーンに当たったのを思い出し、ちょうど日が暮れて寒さが一段階増していたのもあって、今飲むと美味しいだろうと思ったからだ。単純なものである。適当なファミリーマートを見つけて、目的のコーヒー以外に、何か小腹を満たせるものを探していたら、何やら美味しそうな惣菜パンを見つけた。ハムカツに卵のフィリングがサンドされているものだった。手に取り、レジへ。コーヒーとは書いたものの、僕はクーポン引き換えの際にカフェラテを選んだので、正確に言えばカフェラテの引き換えクーポンだ。

コンビニのコーヒーメーカーからつくるカフェラテはまだ飲んだことが無かったので、正直半信半疑であったが、反面楽しみでもあった。いざ、ひとくち。……なるほど、これは美味しい。想像していたものよりも牛乳の味が濃く、砂糖抜きでも程よい甘みがあった。予想通り、外が寒いのも相まってなかなか美味しかった。ハムカツと卵のサンドも美味しい。厚みのあるハムカツにしつこくない卵のフィリング、ソースの相性は抜群で、夢中でぺろりと平らげてしまった。

ついでにと、よく行くバー兼書店にも顔を出した。前に訪れた際に、気になる本を見つけたので、購入したかったのだ。まん防でお店が開いているか怪しかったが、運が良いことに開いていた。なんたるラッキー。女性のマスターさんが快く出迎えてくれる。共通の話題である大学の教授の話や売っている本の話などで、会話が弾む。こうしたひとときはとても楽しい。話し終えたところで、お目当ての本を買いに来たことを思い出し、その本を購入する。所持金ぎりぎりで買えた。ラッキーは連鎖するのだろうか。

無事に買い終えたところで、次に買いたい本の目星を付けようとザッピングしていると、ある本が目に留まった。大阿久佳乃さんという作家さんが書いた『のどがかわいた』という本である。黄色い表紙に二人の女性の姿が描かれたその本が、どんなものなのかと気になってぺらぺらとめくる。おおまかに書くと「詩の面白さ」ということを主題にして書かれたフリーペーパーをまとめたものに、詩に関する彼女の考え、彼女のこれまでの人生についてを付け加えたものであった。詩というものには多少触れていたものの、そこまで興味を持っていたわけではなかったので、なんだか妙に面白そうに見えた。そして、これが個人的に一番惹きつけられた要因なのだが、なんと大阿久さんは僕と同じ年に生まれた方だったのだ(一番後ろの著者についての部分を読んだ際に判明した)。これには、真に驚かされた。そして、より興味を持ってしまった。

出来る事ならこれも購入したかったが、あいにく持ち合わせはもうない。マスターさんに「取り置きしてもらっても宜しいでしょうか」とお願いしてみたところ、これまた快く承諾して下さった。感謝感激雨あられである。その後、ウキウキで帰宅し、今に至る。

こんな感じの一日であった。普通の日と比べるとなかなか充実していて、幸せといえるのかもしれない。我ながら単純である。

しかし幸福とは、それくらい単純に思える方がいいのかもしれない。